新学社の幼児教室 もじ☆かずくらぶ 新学社の幼児教室 もじ☆かずくらぶ

もじかずひろばパルフェ

幼児期に「みつけ遊び・間違い探し」に取り組みたい理由

【脳の専門家・篠原菊紀先生が解説】

見つけ遊び・間違い探しはただの遊びに見えますが、きわめて重要な脳の力が関わっています。それはワーキングメモリ(作業記憶)と呼ばれる前頭葉の力です。

前頭葉はおでこのあたりにあって、考える、計画を立てる、がまんする、人の気持ちを理解する、注意して集中するなど、人に進化する際、大きく発達したと考えられる能力に深く関与する部分です。

その前頭葉の能力を支えるのが、ワーキングメモリです。
記憶や感情情報をアクティブに保ち、操作する、そういう短期的な記憶の力です。「脳のメモ帳」とも言われています。ワーキングメモリを鍛えることなくして、「知」の発達は望めませんし、「情」の発達も望めません。ワーキングメモリの力があるからこそ、考えを組み合わせることもできるし、人の気持ちを推測することもできるのです。

見つけ遊び・間違い探しには、特に視覚的ワーキングメモリが必要です。

見本と同じものを見たり、違うものを見つけたりするとき、見本になるものを一時的に記憶して探します。だからワーキングメモリが鍛えられます。最初からできる必要はありません。答えを知ってからくり返すことでも、十分にワーキングメモリの訓練になります。

◆篠原菊紀(しのはらきくのり)先生◆

公立諏訪東京理科大学 情報応用工学科教授(脳科学、健康科学)。東京大学、同大学院教育学研究科修了。『頭がいい子を育てる8つのあそびと5つの習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など著書多数。NHK夏休みこども科学電話相談など、TV、ラジオ、雑誌でもご活躍。家庭学習教材『月刊幼児ポピー』を監修・指導。



◆まちがいさがしの答え◆