保田與重郎のくらし

昭和の文人保田與重郎の私邸を、
京を撮って名高い写真家水野克比古が三年をかけて撮影。
昭和最高の美意識によって成った文人の棲み家の全貌を、
ゆたかな詩情で写した文芸アルバム。

 戦中戦後と一貫して志を変えず、孤高の文人として日本の美と歴史を語りつづけた文芸評論家保田與重郎(やすだよじゅうろう 明治43年〜昭和56年)。
 保田與重郎は昭和33年、王朝ゆかりの景勝地である京都の鳴瀧に山荘を構え「身余堂(しんよどう)」と命名、そこを終の棲み家として、文人伝統の志操と風儀を守りつづけた。
 身余堂は、建物から什器一切まで、陶芸界の巨匠河井寛次郎の高弟であった陶工上田恆次(うえだつねじ)の制作設計になる。民家のもつ重厚と洗練した造形美をあわせもつ名建築であり、かの佐藤春夫は「そのすみかを以て詩人と認める」として、東の詩仙堂と並べて「西の身余堂」と絶賛した。それを伝え聞いた川端康成は、「詩仙堂よりも保田邸のほうがずっと優れている」と断じたという。
 本書『保田與重郎のくらし―京都・身余堂の四季』は、これまでひそかに語りつがれてきた名邸身余堂の全貌を、写真界の第一人者である水野克比古の作品を中心にひろく紹介する一冊。保田夫人をはじめ、ゆかりの人々の文章も併せて収載。

『保田與重郎のくらし―京都・身余堂の四季』
版型=天地257ミリ・左右227ミリ
全128ページ オールカラー 4色カバー装

定価 4,320円(税込)
ISBN978-4-7868-0163-1

愛蔵版も好評発売中
表紙布クロス、箔捺、貼函入り
保田與重郎書3点・棟方志功板画1点、計4点の額装ができる特別複製付き
定価 9,720円(税込)


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